今回は高校球児の進路について書こうと思う。
１回目は、ドジャースに移籍、最近、電撃結婚が発表された佐々木朗希投手。
佐々木投手は大船渡高校出身。その卓越した投球で注目を集めた。
特に3年生の岩手県大会では、4回戦で延長12回を194球で投げ抜き、21奪三振を記録するなど圧巻の投球を披露した。しかし、決勝戦では監督の判断で登板を回避し、チームは敗退。この決断は当時賛否を呼んだが、選手の将来を見据えたものであった。
ロッテから23歳でドジャースへ移籍。25歳未満の外国選手との契約を定めた大リーグの労使協定により、マイナー契約を結ぶことになる。
移籍にはメリットも多い。ドジャースの高度なトレーニング環境や戦略的な運用体制により、佐々木自身の成長が期待される点である。投球技術の向上と豊富な試合経験が、将来的なエース候補としての地位を確固たるものにする可能性がある。さらに、国際舞台での活躍は、国内外のファン層拡大にも寄与することが予想される。
一方、デメリットとしては、文化や環境の違いにより、適応に苦労するリスクが存在する。新天地での生活やチームメイトとの連携が思うように進まない場合、成績に影響を及ぼす恐れがある。また、移籍直後のプレッシャーが精神的負担となり、パフォーマンス低下を招く可能性も否めない。大谷翔平は、「みんなとのコミュニケーションが大事。楽しめるかどうかが大事」と助言を送った。大谷の経験に裏打ちされたこの言葉は、佐々木にとって大いなる励みとなるであろう。